こんちには。
まみです。
イギリスは階級社会って聞いたけど、どういうことだろう?
この記事では、イギリスの階級社会についてまとめました!
「自分がどの階級になるのか調べてみたい!」という方はこの記事もどうぞ!
今でも階級はあるの?
現在のイギリスでは、制度・法律上の階級制度はありません。
しかし人々の生活の中には根強く残っており、階級によって所得はもちろん、言葉使いや趣味なども異なるようです。
どんな階級があるの?
以前は、上流・中流・労働者階級という3階級に分けることが一般的でした。
しかし現在では、2011年にBBCから発表された「7つの階級」の方が現代社会をよく表していると評価されています。
ということで、実際に発表されたレポートの和訳を読んでみました!
(面白いけど、論文を読んでいる感じなので本としてはあまりおすすめしないです。笑
気になる方はメルカリなどで手に入れてぱらっと読むといいかも!)
7つの階級
3資本(経済・文化・社会関係資本)の保有量によって、7つの階級に分けられています。
エリートとプレカリアート(*)の階級ははっきりしていますが、
残り5階級の区別はあいまいになっています。
(*)プレカリアート…不安定なプロレタリアート(労働者)という意味の造語
各階級の特徴はこちら。
階級の見分け方
「イギリス人はどうやって見分けているの?」
「階級が違うとどんな違いがあるの?」
ということで、調べてみました!
(参考にした本はこちら!)
アクセントや読む新聞など様々な違いがあるようですが、
個人的に面白かった違いを2つ紹介します。
お昼ご飯 は何て言う?
上流・中流階級では「Lunch」
労働者階級では「Dinner」
ちなみに、労働者階級では夜ご飯のことを「Tea」と呼ぶこともあります。
「Dinner食べに行こう!」と言われたら、お昼ご飯か夜ご飯か混乱しちゃいそうですね。(笑)
紅茶の飲み方
上流階級では砂糖無し、労働者階級では砂糖入りの紅茶を飲むようです。
砂糖が高級品だったころは、砂糖を入れて紅茶を飲むのは上流階級の特権でした。
しかし、産業革命や砂糖関税の引き下げを経て砂糖は安価になり、
労働者の重要なエネルギー源となったようです。
砂糖ひとつとっても歴史があるのですね。
【参考にした本】
2014年発行と少し古いですが、
イギリスの文化や階級がわかりやすく書かれていて面白かったです。
kindle版なら145円でした!
*この本では、従来の階級分け(上流・中流・労働者)がされています。
ハリーポッターから見る階級
私は、勉強がてらハリーポッターの洋書を読んでいます。
ハグリッドのセリフは justがjus`と表記されていたり、スペルがRP(Received Pronunciation イギリスの標準語みたいなもの)と異なっている部分が多々ありました。
「ハグリッドの話し方は特徴的なんだな~」位に思っていたのですが、
調べてみると、ハグリッドが労働者階級であることを連想させる狙いもあったようです。
少しでも文化を知っていると作品がより楽しめそうだな、と思いました!
(2022年8月時点では、kindle unlimited会員であれば無料でハリーポッターシリーズが読めます。
気になった方はチェックしてみてくださいね!)
終わりに
いかがだったでしょうか。
アクセントや言葉遣いで階級がわかるなんてびっくりですよね!
(ちょっと怖い…!笑)
本サイトでは、ほかにもイギリスに関する情報や子育てお役立ち情報をまとめていく予定です。
よろしければぜひご覧になってください。