赤ちゃんの風邪 どうする?!

UK子育て

「赤ちゃんが風邪をひいたらどうしよう?!」

「緊急外来ってあるの?」

こんにちは、まみです。
赤ちゃんの風邪ってただでさえ不安になりますよね。
それが言葉も違う異国の地なら尚更…。

まみ
まみ

絶対パニックになっちゃう!

我が家では、事前に赤ちゃんが風邪を引いた時の対応を調べていました。

緊急時に備えて準備すること&緊急時の対応をご紹介します。
(結局私が最初に体調を崩したのですが、その経験もご紹介します。)

こんな人におすすめ

・事前に何をしておけばよいか知りたい

・緊急時にどうすればよいか知りたい

・イギリスで使える医療制度について知りたい

事前にやるべきこと

まとめると下記の通りになります。

NHS(GP)登録を早めにする。
A&E(緊急医療センター)の場所・TEL番号登録
日系病院の場所・TEL番号登録
救急車は999
・救急科に行くか迷ったら、111で医療相談可能(日本語通訳あり)
日系病院でも電話相談可能
両親で上記情報を共有しておく

まみ
まみ

一つずつ説明していきますね!

NHS(GP)登録

NHS(National Health Service)とは、イギリスの国民保険サービスのこと。

NHS医療は基本無料ですが、診療を受けるためには、GP(かかりつけ医のようなイメージ)に登録する必要があります。

「日系の病院に行くから大丈夫!」と思っている方も、必ず登録しましょう。
日系プライベート病院では緊急医療は提供していません。
夜間など緊急時は、NHSを利用することになります。

登録の方法は、かえる2号さんのブログがとても分かりやすかったです。

【イギリス医療】NHS・GP登録の方法、救急外来の探し方を知っておこう! - ロンドン駐在.COM
みなさんこんにちは。ロンドン駐在員のかえる2号です。 NHSとは NHS(National Health Se

ちなみに、赤ちゃんをGPに登録するとRed book(イギリス版母子手帳)がもらえる&ヘルスビジター(保健師さん)が家に来てくれてアドバイスをもらえたりと、赤ちゃん連れにとってはとても心強いサポートを受けることができます。
(まだ使ったことがないのですが、通訳サービスもあるはず!)

日系クリニックの確認

日系の病院としては、ロンドン医療センターやグリーンメディカルが有名です。
場所確認&電話番号の登録をしておくと、必要な時にスムーズに連絡をとることができるのでおすすめ。

イギリス日本大使館のHPにその他の病院・歯科医院も紹介されています。

A&E(緊急医療センター)の確認

A&EはAccident and Emergencyの略です。

緊急時は特に焦ってしまいますよね。
いざという時すぐに行けるよう、近所のA&Eの場所確認と、ケータイに電話番号の登録をしておきましょう。
こちらのNHS公式サイトから近くのA&Eを確認することができます。

救急番号の確認(999/112/111)

999・112

救急車は999または112で呼ぶことができます。
この番号も登録しておきましょう。
112はヨーロッパ共通の緊急番号(救急・警察・消防)で、EU各国でも使えます。

111

「今すぐ病院に行くべき?!」
「診療時間内に行けば大丈夫?」

赤ちゃんのこととなると、特に心配になりますよね。
そんな時は、111に電話してみましょう。
NHSのサービスの一環で、電話で医療相談を受けることができます。
今すぐ病院に行くべきか、次の日まで待っても大丈夫か、などの相談も可能。
(日本語の通訳も依頼できます!)

実際に私も利用しました!

*ロンドン医療センターでは、電話相談であれば24時間365日可能です。
保険や状況に合わせて、NHSと上手に利用できるといいですね!

両親での情報共有

上記情報・緊急時の対応について、普段家にいる方だけではなく、両親ともにも知っておくことが大切!2人のどちらのケータイにも番号を登録しておきましょう。
(我が家では私しか分かっておらず、ひやっとしたことがありました。詳しくは体験談へ!)

緊急時は?

緊急の場合、2通りの方法があります。

① 救急車を呼ぶ
② 直接A&E(緊急医療センター)に行く

基本的に、日系プライベート病院では緊急医療は提供していません。
夜間など緊急時は、NHSを利用することになります。
なので、必ずGP登録をして、NHSを使えるようにしておきましょう!

体験談

まみ
まみ

私は体が動かなくなり、111を利用しました。
その時の体験談をご紹介します。

この経験から、

・GP登録
・緊急時の対応確認
・両親での情報共有

を強くお勧めします。

体が動かない

日中から「寒気がするな~」とは思っていたのですが、旦那は仕事で忙しく、ぴーちゃんのお世話ができるのは私だけでした。

どんどん辛くなり、夕方やっとぴーちゃんを寝かせたころには体がガタガタ震えている状況でした。
さらに手足がしびれ動けなくなってしまい、「ああああーーーー!」と叫びながら私大パニック。
幸い旦那は在宅勤務だったので別室から飛んできてくれました。

とはいえ、旦那さんは緊急医療も番号も全く分かりません。
自分のスマホにはロンドン医療センター・111(NHSの電話相談)を登録していたので、旦那にケータイを持ってきてもらい、なんとか自分で電話をしました。
(この時点ではA&Eに行くか決めかねたので電話相談をすることに。)

111に電話

日系の病院の方が安心!と思ってまずはロンドン医療センターに電話しました。
診療時間外の場合、名前や症状を電話で登録し、折り返しを待ちます。
しかし「10分以内に折り返します」と自動応答で回答があったものの折り返しが来ません。

いてもたってもいられなくなり、藁にもすがる思いで111に電話。
111に電話すると、音声案内に従って受けたいサービスの番号を押すように指示されます
オペレーター看護師さんにつながるまでは英語のみなので注意!)

少し時間がかかりましたが、無事1回目の電話で看護師さんにつないでもらうことができました。
すぐに、「Can I ask a Japanese interpreter?」と通訳を依頼。
(実はこの後手違いで電話が切れてしまったのですが5分ほどで折り返してくれました。)

通訳を交えながら、名前などの基本情報・症状を伝えます。
電話でのアセスメントが終わると、「〇時間以内にお医者さんに相談する必要がある。GPからあなたに電話してもらうから待ってて」と指示され、電話は終了。

その後の対応

30分後位にGPから電話がありました。
そのころには、手足のしびれが収まり落ち着いていたので、様子を見て次の日に病院に行くことに。
不安でどうしようもないときに、お医者さんとお話できたことで安心することができました。

*ロンドン医療センターからもしばらくしてから折り返しの連絡をもらいました。
留守電に入っていた私の声が聞き取りにくかったようです。

おわりに

赤ちゃんの体調となると、自分のこと以上に心配になってしまいますよね。
この記事が、少しでも不安軽減に役立ったら幸いです。

本サイトでは、ほかにもイギリスに関する情報子育てお役立ち情報をまとめていく予定です。
よろしければぜひご覧になってください。