「ヘルスビジターって何?」
「イギリスにも検診あるの?」
日本だと赤ちゃんの検診って沢山ありますよね。
ぴーちゃんは渡英当時7か月だったのですが、しばらく検診を受けていない&イギリスでの制度が分からなかったので不安でした。
そこで今回は、イギリスで赤ちゃんが受けられる公的サポートについてまとめました。
・イギリスで赤ちゃんが受けられるサービスについて知りたい
・イギリスでの定期健診について知りたい
ヘルスビジター
赤ちゃんが受けられるサービスの一つに、ヘルスビジター訪問があります。
日本の保健師訪問のようなイメージで、産後の経過や発達チェック、必要があれば各種サポートにつないでくれます。
家庭訪問をするためのトレーニングを受けた助産師さん・看護師さんのことです。
0~5歳までの子供がいる家庭が対象になります。
赤ちゃんがイギリス国外で生まれた場合はGP登録をすることで各種サービスを受けられるようになるので、普段日系のクリニックに行く場合でも必ず登録するのをおすすめします。
いつ来てくれる?
我が家の場合、ぴーちゃん(当時7か月)をGPに登録して1週間後位にヘルスビジターから電話がかかってきました。
「赤ちゃんの様子を見るために訪問させてね!〇〇日の×時空いている?」と聞かれて日時を決定。
電話後、予約時間の確認メッセージを送ってくれました。
しかし問題だったのは場所。
電話では家に来てくれるという理解だったのですが、メッセージを読むと私たちがヘルスセンターに行かなければいけないように読めました。
確認のため折り返しの電話をしたのですが何度かけてもつながらず、結局当日朝に向こうからかかってきた電話で、家に来てくれることを確認できました。
予約・場所はアポイントメント決定のタイミングで確認することを強くおすすめします。
何をするの?
ヘルスビジターさんが家に来て、赤ちゃんの健康や家族の状況についてお話をします。
時間は30~60分でした。
大まかなトピックはこんな感じ。
・Red book(イギリス版母子手帳)をもらう
・赤ちゃん&家族の状況について話す
(質問してくれるので、それに沿って話していきます。)
・赤ちゃんに関する情報を教えてもらう
・地域で受けられるサポートについて教えてもらう
教えてもらった中で、特に勉強になった&面白かったのがこちら。
ビタミンD推奨
日照時間の短いイギリスでは、0歳からビタミンDのサプリが推奨されます。
(ビタミンDの大部分は日光を浴びることで作られるため。)
近くのヘルスセンターに行けば無料でもらえる地域もあるようですが、私はこのサプリメントを買いました。スプレー式で便利!(飲ませるタイプだと、赤ちゃんがなかなか飲んでくれなかったり泣いたりするので、個人的にはこれがお気に入り。Bootsや薬局で購入できます。)

赤ちゃんからサプリを飲ませることに抵抗があったのですが、調べてみるとビタミンD不足になる可能性の方が高かったので飲ませることにしました。
(現地のお母さんに聞いても飲ませている方が多かったです。「忘れちゃうから毎日じゃないけど~」と軽い感じでした。)
0~1歳のビタミンDの耐容上限量*は25μg。
上記スプレー1回分(10μg)ならば問題なしと判断。
グリコのHPに厚生労働省が出している食事摂取基準の抜粋があり、分かりやすかったです。
*健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限
Mush
他のお母さんに会える場所やコミュニティの情報も教えてもらいました。
チルドレンズセンターが一番手軽に行けそうでしたが、面白かったのがこちら。
Meet-upや友達を探せるお母さんむけのアプリだそうです。
設定が面倒(自己紹介書いたり)なのでまだ使っていないのですが、気が向いたら登録したいなぁと思っています。
(2023.4確認したところアイフォンで使えませんでした。
同じようなサービスでママ版Tinderと言われる「Peanut」があるので気になった方はどうぞ!)
あと、「個人的に聞いとけばよかった!」と思ったのは家族が病気になって赤ちゃんの面倒を見るのが大変な時にどのようなサービスが受けられるか。聞いた方がいたら、ぜひ教えてください。
1歳検診の様子
イギリスでは、生後間もなく・生後1~2週間・生後6~8週間・9~12か月・2~2才半のタイミングで赤ちゃんの発達チェック(検診)があります。(詳しくはNHSサイトへ。)

9~12か月検診の時の様子をお伝えします。
予約
検診の時期が近づいてくると、GPに登録した電話番号に日時を決めるための電話がかかってきます。
(私は電話をとれなかったので、メッセージに「〇〇〇に電話してね」と電話番号が送られてきました。)
電話で日時を決めたのち、確認のメッセージが送られてきました。
(英語の聞き取りに不安があったのでありがたい!場所は近くのヘルスセンターでした。)
また、検診の日までに自宅に質問票が送られてきます。
質問票には、体の動き(伝い歩きをするか、手を握るかなど)・コミュニケーション(声を出すか・簡単な言葉を理解していそうか?など)などの項目が含まれています。(質問数がかなり多い…!)
当日の様子
トレインストライキで看護師さんがヘルスセンターに来れず、急遽オンラインで実施することに。
質問票に沿って赤ちゃんの様子や心配ごとを話します。(時間は約30分。)
質問が全て終わると、回答に基づいて赤ちゃんの発達の状況を教えてくれました。
(おそらく回答が点数化されて、標準的な発達と比較しているのだと思います。)
ぴーちゃんの場合、若干コミュニケーションが低かったのでアドバイスとお役立ち資料・後日フォローアップの電話がありました。
とても丁寧に話を聞いてくれ、ありがたかったです。
でも出来れば検診は直接行った方がいいなぁと感じました。
(オンラインより話しやすい&口頭より赤ちゃんの動きを見てもらった方が早いため。
我が家は結局別日に、体重測定&気になる点を直接見てもらいました。)
通訳はあるの?
後日ヘルスビジターに確認したところ、ヘルスビジター訪問・定期健診の際に通訳サービスが使えたようです。(地域にもよるのかもしれません。)
気になる方は、予約の時に確認するのがおすすめ!
終わりに
赤ちゃんのことになると心配ごとが沢山出てきますよね。
酷評されることも多いNHSですが、少なくとも赤ちゃんのケアに関してはとてもお世話になっています。
本サイトでは、ほかにもイギリスに関する情報や子育てお役立ち情報をまとめていく予定です。
よろしければぜひご覧になってください。